どーも、半年ぶりに登場のKです。
皆さま、明けましておめでとうございます。
本年度も何卒宜しくお願い致します。
さて、数年前から代表の常盤と一緒になって、
社員たちに漫画キングダムを奨めている活動が実を結んでかw
最近の飲みの席でチラホラとキングダムの話題が聞こえてきて嬉しい限りです。
漫画キングダムはただの歴史漫画ではなく、ちょっとしたビジネス本としても
我々のようなベンチャー企業にとっては大変勉強になる事が多いです。
是非、お奨めなのでお暇があれば読んで頂きたいです。
せっかくなので、私のお奨め本をもう一つ!
早乙女貢著『会津士魂 』
もともと父の影響で高校生の時に読んだ本なのでかなり昔の作品です。
そして全13巻+続編8巻でちょっとした長作なんですが、
ハマったら読了はあっという間ですよ。
天皇家と徳川家に忠誠を誓い、愚直に働き続けた会津藩、
維新後に朝敵の汚名を着せられてもなお、立ち上がる姿。
カッコイイですよ! 間違いなく『漢』を感じれます!
この文書は会津藩氏の末裔の早乙女貢氏が書いておりますので、
薩長や最後に会津藩を見捨ててしまう幕府の事も痛烈に批判しているので、
ちょっと言葉が汚いところもまたそれが良い味です。
お話に出てくる会津藩は、男が10歳になると日新館という藩の学校に入学する決まりでした。
15歳以上は武学も学んでいきます。かの有名な『白虎隊』もここの生徒です。
また、これとは別に6歳から9歳までの幼い子供たちは、
入学前から立派な生徒になろうとして、子供たちだけで集まりを作っていました。
この集まりを『什』といっていました。
まず、「会津武士の子供はこのようにしなければならぬ」という心構えから、
お互いに約束を決め、子供たちの家を順番に会場として、
そこで熱心に反省会を開きました。
そして、その約束ごとに背かないように努力したのです。
いくつかある、約束ごとの終わりに、
「ならぬことはならぬものです」という言葉がありますが、
将来、立派な指導者となる武士としての自覚と責任が、
こうして子供のときから、しっかりと躾けられたのです。
今、あらためて読み返してみますとなんか胸が痛いですね。
⑥⑦なんか完全に守れないですねw
現代にも通用する掟だと思います。
仕事で問題点は感じているはずなのに、
自分の意見を言わない。駄目な事にも目を瞑り、周囲に陰口の様に話してしまう、
そしてそれが続いてしまうと、周りの考えや行動の意図が掴めず、
レベルが低いなと思い込んでしまう。
そして自分の考えが正しくて周りが間違っていると思い込み、
組織事体を疑問に思ってしまうなど・・・
こういう風な組織にはしたくはないですね。
問題点を徹底的に仲間で語り合い、反省し、改善していく事が本当の仕事だと思ます。
そしてそれを繰り返していく事で強い組織が創られると思います。
こなすだけの仕事ならある程度の人ならできますが、
ずっと続けていても、組織の成長がありません。
なにより個人の成長もありません。
『摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる』
私の好きな電通鬼十訓の中にもこんな格言があります。
『ならぬことはならぬ!』と声を大にして叫んでいこうと思います。
それから周りの意見もどんどん受け入れていこうと思います。
とにかく今を何もしないでいるよりも、
言動で示していけるような存在になると決めた、新年の誓いでした。
それではみなさんまた会う日まで!