お久しぶりです、今週のブログを担当する、
人事のO村でございます。
飲食・アパレル・家電・ソリューション営業・・・
世の中の多くの企業は、競合他社との差別化を図る為に、
付加価値を高めようと様々な取り組みを行っています。
戦うフィールドは違いますが、付加価値について感銘を受ける気づきがありました。
昨日行われた、
全仏オープン2025決勝、アルカラス vs シナーの名勝負です。
男子プロテニスの世界では、BIG4と呼ばれた、
フェデラー選手・ナダル選手・ジョコビッチ選手・マレー選手
の4名が約20年間の長きに渡り、歴史を作り続けていました。
現在の世界ランキングは、
1位:ヤニック・シナー
2位:カルロス・アルカラス
20代前半の若い2人がTOPに君臨しています。
そんな2000年代生まれの2人がグランドスラム決勝の舞台で対峙したこの試合は、
次世代のビッグ2による、歴史的な名勝負となりました。
試合は、シナー選手が2セットを連取し優勝へ王手をかける展開から、
アルカラス選手が第4セットで3本のマッチポイントを凌ぐ怒涛の巻き返しを見せ、
フルセットにもつれこむ大接戦。
全仏オープンの決勝史上最長となる”5時間29分”に及ぶ激闘の末、
アルカラス選手が優勝を飾りました。
しかしこの試合が特別だった理由は別にあります。
それは、極限の戦いの中で見せた2人の紳士的な振る舞いです。
自分に有利となる、審判のミスジャッジに対して、
「今のはアウトじゃないよ、インだったよ」と相手のポイントであることを自ら申告するなど、
終始フェアな態度で臨んだ両選手の姿勢が清々しく、多くのファンの心を打ちました。
優勝インタビューでシナー選手に向けた言葉、
「これから君とともに歴史を作っていく。」この言葉には世界中が痺れました。
力と技だけでなく、スポーツマンシップに満ちたプレーが、試合全体に美しい品格をもたらしました。
ギリギリの戦いにおいて、本来備わっている本質が出るシーンでの振る舞いに、
表面上の付加価値ではなく、内面から出てくる付加価値の大切さを感じました。
付加価値を付ける為に何かを行うのではなく、立ち振る舞いやその行動が付加価値を生む。
内面から磨き、そんな人物になっていきたいと心から感じました。