B
BLOG

WBCから学んだ「視点」と「立場」

こんにちは。飲食事業部の志賀です。

3月19日、東京でも桜の開花宣言がされ、すっかり春らしい季節になってきました。
街を歩けばやわらかな陽気に包まれ、
どこか気持ちも前向きになるような時期だと感じています。

先日、店内で春から高校生になる中学生のお客様たちが
「高校で友達できるかな?」と談笑しているのを耳にし、ほっこりしました。
一方で私は花粉に悩まされ、ティッシュとお友達の毎日を送っています。

さて、先日行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ですが、
前回2023年大会の優勝から一転、
今大会は準々決勝でベネズエラに5-8で敗れ、ベスト8という結果に終わりました。
個人的に今大会を通じて感じたのは、
「立場によって見えている景色がまったく違う」ということです。

まず選手目線。
目の前の一球、一打にすべてを懸け、結果を出すことに集中している。
過去でも未来でもなく、「今」にすべてを注いでいる状態です。

次に監督目線。
試合前から選手の調子を見極めてオーダーを組み、試合全体の流れを見ながら采配を振るう。
個々の能力だけでなく、「チームとしてどう勝つか」を常に考え続けています。

一方で相手チームの目線。
日本の強みや癖を分析し、「どこに隙があるのか」を冷静に見ている。
強い相手だからこそ、徹底的に対策を練り、勝ち筋を探しています。

そして世論の目線。
外から見えるのは“結果”が中心で、勝てば称賛、負ければ批判が集まる。

このように、一つの試合でも、立場によって見え方も評価も大きく異なります。
これは、そのまま私たちの仕事にも当てはまるのではないかと感じました。

自分目線では、目の前の業務を正確にこなすことに集中している。
店舗目線では、全体の流れや連携を意識し、どうすればスムーズに回るかを考える。
会社目線では、売上や利益、継続的な成長が求められる。
顧客目線では、「この店は良いか悪いか」というシンプルな評価になる。
経営目線では、どこに投資し、どこを改善すべきかという意思決定が必要になる。
市場目線では、競合との比較の中で店舗の価値が判断される。

つまり、どの立場に立つかによって、
「正しさ」も「見えている課題」も変わるということです。
そしてこれからの時代は、単に与えられた作業をこなすだけでは、
人としての価値を出しにくくなっていくと感じています。
今後は、「指示通りに動く人」よりも、状況を見て考え、判断し、
意思決定できる人の価値がより高まっていくはずです。
だからこそ大切なのは、一つの視点に留まらず、複数の視点で物事を俯瞰して見ること。
「今、自分はどの視点で考えているのか」
「別の立場ならどう見えるのか」
これを意識することで、判断の質は大きく変わると思います。
今回のWBCは、私にとって、勝敗だけでなく、
[視点の違い]と[意思決定の重要性]を強く感じさせてくれるものでした。

敗戦後、大谷翔平選手は
「自分の力不足」という言葉を繰り返していました。
打率.462、3本塁打という圧倒的な結果を残しながらも、
その視点はあくまで
“チームを勝たせられたかどうか”
にあり、決して個人の結果に満足しているものではありませんでした。
この姿勢こそが、常に高いレベルで結果を出し続ける理由であり、
私たちが学ぶべき「視点」なのだと感じました。

日々の業務でも、ただ目の前の仕事をこなすだけでなく、
一歩引いて全体を見る。
そして、自ら考え、判断し、行動する。
そうした積み重ねが、チームや組織の強さにつながっていくのだと思います。
立場が変われば、見え方も変わる。
だからこそ、相手の立場を想像できるかどうかで、
仕事の質も、人間関係も、
大きく変わるのではないでしょうか。

この春、新しい環境や関係性が増える時期だからこそ、
「どの視点で物事を見ているか」を少しだけ意識してみる。
花粉も「ただの敵」という視点ではなく「春の一部」として
前向きに捉えてみようと思います。
…ただ、しばらくはティッシュと同じチームで戦おうと思います。

03-5826-8045
各お問合せ・お見積りやご相談など
受付時間 9:00 〜 18:00
CONTACT お問い合わせ